2014年1月6日月曜日

“2014年はどうなる① 消費税をどう見るか?”

Stage-1マーケティング動向からの視点

Vol.46-IT・消費税導入に関するマーケティング視点とは?

今年4月から消費税が導入され、5⇒8%になります。この導入に伴い、消費は冷え込むという漠然とした見方だけが満映しています。
しかし、そのあいまいな判断でいいのでしょうか?
今回は少し消費税に伴うマーケティングの視点を考えてみます。


①前回の消費税増税時を考えてみる

消費税導入の歴史は、1989年の導入と1997年の消費税アップ(3%⇒5%)の2回です。
そのたびに消費が落ち込むという、今回と同じ懸念がありました。
しかし下記の図のように、税金全体~消費税率が上がったりなど、実は経済環境などの要因から、それほど消費税だけで、消費低迷が続くという、直接的な要因はなさそうです。

過去の事例では、1997年の増税時は、3カ月ほど買い控えが起こるものの、その後は回復傾向にあったといえます。
この事例から、何を持って消費税に関する対策マーケティングを考えるかです。


②消費税導入のマーケティング

過去の事例から、消費税直前の買いだめと高額商品の先買いと、消費税増税後の一定期間の買い控えは予測できます。
しかしその後消費回復傾向になる、と予測それます。
ここで注目すべき一つとして、増税後の回復傾向という流れをどうつかむかです。
その消費者の購入心理は、次のようになると考えます。
○これまでの消費=購入を様々な商品で考え、必需品から買い控えまで、「どの商品を買うか買わないか」という、消費の選択がおきます。
○次に少しずつ購入費・購入量を増やす場合も「どの商品を買うか買わないか」という消費の選択現象が起きます。
この消費の選択現象こそが、新たなマーケティングチャンスです。
消費税は実は商品の見直しをするという、絶好のマーケットチャンスです。
このチャンスをつかむには、漠然と買っていたこれまでの商品を改めて考える、購入価値の提案・情報の強化が重要です。
つまりは他社との差別化を図り、自社商品の価値を最大限提案する、自社商品への気づきを生むことが重要なマーケティングです。
他社と何が違い、どんな価値があるのか? 新製品の投入も有効な手段でしょう
買い控えからの消費回復、この時期に何をするかで、新たな市場チャンスが変わります。

皆さんはどう思いますか?

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