2014年1月8日水曜日

“2014年はどうなる④ 増税⇒安売り? デフレに戻るの??”

Stage-1マーケティング動向からの視点

Vol.48増税直後の消費低迷から安売りをどう戦略化するか?


今年の消費税増税。明らかに消費低迷・買い控えが起こる。それはマーケッターなら誰しも予測できる状況でしょう。
しかし問題は費の買い控え時期、多分3-6か月に、企業は何をすべきかです。
今回はこの問題を考えます。

①安売りで対処する

買い控え時期、当然売上を上げたいメーカーや流通は、価格を抑えた安売り対策を展開するでしょう。
でもそれは正しいのでしょうか?
少し考えを整理すると・・・
○売上確保のために、単に安売りを展開する
 これは一昨年までのデフレ期と同じです。この展開ばかりをやると、デフレ期と同じ、安いものしか買わない、そんな消費者を創ってしまいます。
せっかく景気回復のイメージを持った消費者を逆戻りさせます。
○しばらく我慢する
 逆に上記を懸念して、価格据え置きで何もしない。景気回復まで我慢する。そんな展開も考えられます。
しかしその展開は、売上確保できず、他者に消費者を取られてしまいます。
ではどうすればよいのでしょう

②安売りの仕方に工夫を

問題は買い控え時に消費者に何を感じさせ、売上維持を図るかです。
その為には、消費者の購入意欲を創り、同時に安さも感じさせる展開、この組み合わせとを展開し、昨日の商品戦略を組み合わせた展開を図ることです。
それは例えば
○高額商品なら(車・家電・住宅)
特別キャンペーンで安く売る。そんな展開を図ることです。価格が安い、特典がもらえる、家電なら2種類以上購入でさらなる特典など。
あくまで期間限定キャンペーンとして展開することで、単なる値引きではない特典を含めた購入喚起を図ることができます。
○低価格商品なら(食品・トイレタリー・雑貨など)
低価格商品の場合、流通との調整が必要ですが、独自の方法で安さを提供できます。
しかも全て期間限定と謳った展開を図る必要があります。
それ
セット売りなど、1商品の量を増量個数アップした商品パッケージを製作。1個単価、100グラム単価がこれまで割安いを強調して販売。
単価的には安く販売しますが、増量展開によりやや売上金額を増やした展開です。
こういった販売における工夫で、

■安さを感じさせながらも、売上を確保し、
同時に他社へのスイッチを抑え、
消費回復までの限定期間で展開することが、1つの対策だと思います。

例え安売りでも工夫を加えて、消費意欲を喚起すべきではないでしょうか?

皆さんはどう思いますか?

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