2013年12月30日月曜日

“2014年はどうなる①マーケティングは自動化?”

Stage-1マーケティング動向からの視点

Vol.4-ITNETは大事なのか?それとも主導なのか?


今年のマーケティング、その話題の主流はやはり、ITNET関連のマーケティング手法が中心であった。
それらから、来年の動向を探っていきたいと思います。

2013年に登場・台頭したマーケティング戦略???

今年業界で話題になっていた、マーケティング戦略と言われるものは・・・
○ピッグデータマーケティング
○020マーケティング
○インバウンドマーケティング
またこれらと関連する、コンテンツマーケティング/パーソナライゼーション/エクスペリエンスジャーニーマップ/マーケティングオートメーション/カスタマージャーニーマップ/オムニチャネル・・・・
戦略と呼ばれたほとんどが、ITの技術とNET中心の顧客化・集客誘導という手法のオンパレードであった。
今年マーケティング業界で、市場をリードする戦略キーワードをあまり聞けなかった。
どれもがアベノミクスへの期待感から、消費拡大のチャンスと勘違いし、企業のさらなるIT投資と、自動化」×ITNET」による、マーケティングの効率を目指したものに見えていました。
SNSをはじめとするつぶやきが、消費者をリードする代表のような錯覚で判断され、何処をクリックして閲覧したかだけが、消費者をリードするもの。
そんな判断で、効率的顧客化がすすめられています。

②2014年のマーケティングはどうなる?????

来年とりあえずどうなるのかを考えると、この自動化」×ITNET」はそのまま業界の中心となり、マーケティングオートメーションが、その主流をなしていくでしょう。
それは消費税導入で、消費力が下がると予測される2014年は、ますます顧客の取り込みが重視され、この自動化」×ITNET」が加速されるものと考えます。
しかしよく考えてみましょう。
今年登場した戦略と呼ばれたものは、そのほとんどがツール・手法という戦術にすぎませんでした。
つまり市場をリードし、新たな満足を与えるビジョンもなければ、市場開拓と人気を博した、大ヒットの商品も、あまり記憶にありません。
自動化」×ITNET」という戦術中心の展開は、企業のIT投資を誘発させ、それによりマーケティング業界とIT企業が売上拡大を狙っている、そんなイメージが強いと感じています。
確かにビッグデータも、020も、インバウンドも、マーケティングオートメーションも有益な手法であるとお身います。
しかしそこには、顧客化を進める基準や、どう分析し何を提案するのか?? こういった戦略ビジョンや、提案型戦略が見受けられるのだろうか。
今年はアベノミクス効果は低下し、実質の所得増の有無?と消費税アップで市場の変化は避けられないと考えます。
そのなかで求められるのは、自社商品に強い関心を持たせ、購入価値を見出させる、そんな提案型戦略の重要性が、実は求められるのではないでしょうか?
明日またこの続きを書きます。

皆さんも考えましょう?

2013年12月29日日曜日

“プランニングについて、考えてみる⑦ KJ法には、一定の能力(スキル)が必要”

Stage-1マーケティング動向からの視点


Vol.4-アイデア作りでKJ法はどうなのだろうか



今日はアイデアの創り方に関連して、KJ法について考えてみます。
皆さん当然知ってますよね。やった事ありますよね。でも万能ではありません。

KJ法とは、いったい何でしょう

KJ法(-ほう)は、文化人類学者の川喜田二郎(東京工業大学名誉教授)がデータをまとめるために考案された手法で、KJは考案者のイニシャルの名称がついています。
データをカードに記述し、カードをグループごとにまとめて、図解し、論文等にまとめてゆく。共同での作業にもよく用いられ、「創造性開発」(または創造的問題解決)に効果があるとされています。
そのKJ法は4ステップからなります。
1-カードの作成1つのデータを1枚のカードに要約して記述する。(※1枚に1つのデータだけ。複数書き込まない。)
2-グループ編成数多くのカードの中から似通ったものをいくつかのグループにまとめ、それぞれのグループに見出しをつける。
3-図解化(KJA型)
4-叙述化(KJB型)   様々な用途に合わせて色々なサイズのカードが用意されています。
マーケティングやプロモーションの発想の時、この方法をとることがあります。
現場でのお皆やり方は
A-カードに事由に発送したアイデア、ターゲット、問題点、解決策、目標などを記述
B-それを分類して、関連付けたものをグルーピング
C-そのグループ毎に全員で、更なるアイデアや整理の為のワードを加える
D-全体を整理して、目標を実現するためのアイデアの方向性や実践方法を検討。
大体こんな感じですが大きな問題があります。


KJ法を実施するには、一定のスキルが必要。

グループでKJ法を行うには、大きな問題があります。
○それはそもそもカードに記載するアイデア、問題点、解決策、ターゲットの設定など、カードを記載するだけるスキルがあるか
○またそのカードを分類、グルーピングしたり、そこから新たな方向性を見出したりなど、一定の企画スキルがあるのか。
この2つは大きな問題です。
よくKJ法型のブレストに参加しましたが、多くがこの問題があり、企画発想すべきスキルがなく、歯抜き状態で実施するケースがあります。
あるいはそのことに気づかず、不完全なままで発想した内容をまとめてしまい、KJ法の特性を活かせないケースが多いのです。
KJ法は有効な手法です。自分の頭の整理として、一人でやるにはいいでしょう。(ただこれも訓練が必要ですが)
グループで展開するには、一定のスキルが全員にないと、歯抜けの会議を続け、返って問題を見向けられずに納得してしまう、そんな大きな問題になりかねません。
グループの場合、回帰をすればするほど、歯抜けに気付かず、同時に全員で納得貸してしまったため、手がつけられない、大きな誤解になる場合もあります。
KJ法は万能ではありません。あくまで考え方の整理にすぎません。そこにはスキルが必要です

皆さんはどう思いますか?

2013年12月28日土曜日

“プランニングについて、考えてみる⑥ アイデアの創り方を整理”

Stage-1マーケティング動向からの視点

Vol.4-アイデアを閃くのは偶然ではない

ここ数日、様々な企画に際して、どの様にアイデアを閃かせるのか書いてきました。
一応ここで整理をしてみます。


①日常の準備

まずは事業開発でも、商品開発でも、あるいはプロモーションでも、仕事に関連する、あるいは関連とないことでも、様々な事象の経験、体験を重ねておくことです。
面白いと思った過去、変わっていること、人気を得ていること、そんなことを広く浅く体験することが重要です。特に同じ分野のことだけでなく、不得手な分野のことなど、積極的体験をしましょう。
得意でない分野のニュースを見ることなども大事です。
次に大事なのが、暇なとき、交通機関で移動するとき、気づいたら、様々なことをシミュレーションしましょう。 
この商品はどうやったらプロモーションできるのだろう
このサービスはどこを改善すれば、もっと売れるのだろう
この商品はターゲットが誰だけど゛、違うターゲットに売るにはどうすればいいのだろう
これは妄想の練習です。
筆者もよく人と話しているときに思いつき(デートのときなど)人の話を聞いていないと怒られていました。
日常この2つの行為を繰り返し、まずは引き出しをたくさん作っておきましょう


②オリオンテーションを受けてから

実際にオリエンされ、企画を考えなければいけないとき、さあどうしましょうか?
まずは
○オリエンされたことが何を意味しているか、求められていること、ターゲットを頭の中で整理
○そのオリエン自体を疑い、本来の趣旨、目的、ターゲットを疑って、本当に求められていることを整理します。
この2つを頭の中で整理してから、ここからアイデアを構築していきます。
そのためには、求められる趣旨。目的、ターゲットを見据えて、
まず
○周りが普通に考えることを考えます
○ここから、誰もが考えない、アイデアを構築しますが、その時には、様座くなシミュレーションを頭のに課で活発に行い、様々な角度で、どの様に面白いか=独創的かを考えます。
とにかくアイデアは周到な準備と、独創的閃きの組み合わせです
まずは日常の努力から始めましょう。できればだれかと様々なシミュレーションディベートを住めといいかもしれません

皆さんはどう思いますか?

2013年12月27日金曜日

“プランニングについて、考えてみる⑤ アイデアを考えるとき、何を意識する?”

Stage-1マーケティング動向からの視点

Vol.4-アイデアを閃く前に、意識すべきこと

マーケティングであれ、プロモーションであれ、企画を考えるとき、アイデアを閃かせるとき、
貴方は何を意識しています?

①ターゲットと商品を意識しているか。


アイデアを考えるとき、面白いことを考えすぎて、ターゲットをおざなりにしていませんか?
特にプロモーションにおけるキャンペーンなど、「話題になれば」、「PRできれば」など、面白い意識しすぎ、ターゲットの嗜好を無視した展開をよく見かけます。
事業開発でも、その仕組みの面白さに固執し、実際にはそのサービスが面倒だったり、奇をてらったりするケースもあります。
これはプロモーションなどにおいて、面白い=独創的を誤解するケースだと思います。
いわゆる創り手の論理です。
自分たちだけが面白いと思い、ターゲットを、あるいは商品をほったらかしに考えるもの。
例えばCMでも、話題になるCMでも、商品の事が全く波及しない、そんなケースもそうでしょう。
CMだけが話題になる。これは創り手の間違ったアイデアです。
プロモーションでも、事業でも話題になればいいわけではありません。ターゲットと商品を結び付けターゲットがこの商品に関して、人に話したくなるそんな話題=アイデアを閃かせることが重要です。
つまり、アイデアを考えるとき商品とターゲットをまず意識することが大事です。


②人が思いつかないことを思いつく


昨日のブログで論理的思考と、日常のシミュレーションの大事さを話しました。
ではアイデアを閃くとは。どんなものでしょう。それは・・・

人が思いつくことはす確実に思いつき、人が思いつかないことを思いつく

これがアイデアです。
アイデアはそんな簡単に閃きません。また奇をてらって、話題作りだけのものもだめです。
でも何度も恥をかきながらも、ブレストなどで思いついたらメモをとり、その場で発言して、みんなに聞いてもらうこと。たとえ恥をかいてもその繰り返しで、徐々に良いもの、アイデアが誕生します。
アイデアが苦手という人は、論理的思考、引き出し、シミュレーション訓練を怠るだけでなく、人前で恥をかきたくない、そんな人たちではないでしょうか。
筆者も何度も恥をかき、何度もシミュレーションし、沢山の引き出しを創り、やっと恥をかかないアイデアを出す事が出来ています。

皆さんも努力の上にアイデアがひらめくことを、もう一度考えてみてください。

2013年12月26日木曜日

“プランニングについて、考えてみる③ 閃き!アイデアは論理的思考?”

Stage-1マーケティング動向からの視点

Vol.4-論理的思考の手順だけでは、アイデアは閃かない

昨日に続き、企画におけるアイデアは、どうすればアイデアがでるのか?
今回もその事を考えていきます

①ヤングの論理的思考だけでアイデアは出るのか?

昨日ヤング氏の唱えるアイデアの創り方で、問題点を考えてみます。
彼の提唱は・・・
前提:アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ
ステップ1:関連資料を集める ⇒ステップ2:頭の中で組み合わせを考える ⇒ステップ3:一回頭の中から忘れる ⇒ステップ4:アイデアをつかまえる準備をしておく⇒ステップ5:アイデアをブラッシュアップ
とありますが、まず最初の前提、既存の要素って何ですか? これが抽象的すぎます。
商品開発・事業開発、プロモーション、それぞれの企画で、既存の要素=関連事象と捉えることは間違いありません。しかしこれが何か不明だし、関連事象だけでアイデアが出るわけではありません。
では何でしょう
●世の中に起こってる様々な事象に関心を持ち、その知識・経験を蓄えていくことでしょう。
関連事象で他社の動向、海外の動向を知っておくことも大事だし、まったく異なる分野の知識や体験も重要です。
考えるべきアイデアに必要な知識・経験は、直接的関連地味うだけでなく、世の中の様々な事柄に多く関心を持つことだと考えます。何が役に立つかわかりません。
次に問題となるのはステップ2の頭の中で組合せを考える
これが厄介です。 何と何を組み合わせるのか分かりません
とりあえず関連事象でしょうか、この組み合わせを単にするだけでなく、みんなが考えない閃きが必要です。
ざつとこの2つでも、アイデアの出しかたに問題があることが分かります。でも大きくはヤング氏の提唱は間違っていません。
だは何が足りないのでしょう。
それは閃きを生み出す訓練なのかもしれません。

②日常シミュレーションの繰り返し、訓練


筆者はこれまで、ほとんど98%オリエンテーションのときに、その子千恵となるアイデア、考え方が閃いていました。
それは何故か自問自答すると、上記の嗜好を瞬時に行うことと同時に次のことが、役に立っているのではないかと思います。
それ
日常的に、暇な時に、あらゆるものの企画、発想、シミュレーションをしています。
例えば飲食店に入れば、テーブルの位置、客席数、予想回転数、客単価を考えます。メニューを見れば何が売れ筋で、メニューの特徴を持たせるには、何が必要か? 職企業病のようにシミュレーションします。
また町を歩けば、新たな宣伝方法、変わった売り方に、変わったディズプレイに関心寄せ、自分だったらどうするか考えます。
こういった日常のシミュレーションを、沢山体験しておくと、企画をするとき、様々な要素が引き出しから現れ、その企画のアイデア、根幹となる考え方が広め来ます。
実際にはこの訓練と、もうひとつアイデアを出すときに考えなければならないことがあります
それはまた明日書きます

2013年12月25日水曜日

“プランニングについて、考えてみる③ アイデアって何、どうやって”

Stage-1マーケティング動向からの視点

Vol.40-アイデアをどうやって生み出す? でもそれアイデア?

マーケティングでも、プロモーションでも、企画立案するとき、まず最初にアイデアを生み出します。
多くの企画塾や企画指南がKJら、論理的組み立てやら、様々な手法が取りざたされていますが、今回はアイデアとは何?を考えてみます。

①アイデアとは?


よくプロモーションでも、マーケティングでの事業開発などでブレストをしますが、その多くがまとめようという意識が強すぎて、以下のように間違った方向に行きます。
○マーケッター・プランナー・スタッフが過去の経験で創り上げた類似例に当てはめようとする。
○楽だからパターン化したストーリーと手法でかたずける
MBAでならった、手法や、有名な戦略に当てはめる。
これは全て「あてはめる」というやり方で、アイデアを整理しようとする行為です。
でもどんな商品、事業開発、プロモーションでも、過去に展開されたパターンに当てはめることは、もっともしてはいけないことです。
これらは誰でも思いつくこと。誰でも思いつくことは、アイデアではありません。

アイデアは他人が、他社が思いつかないことを思いつくことです。

②どうやってアイデアを思いつく?

有名な著書にアイデアのつくり方(ジェームス W.ヤング)があります。
これ
前提:アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ
ステップ1:関連資料を集める
ステップ2:頭の中で組み合わせを考える
ステップ3:一回頭の中から忘れる
ステップ4:アイデアをつかまえる準備をしておく
ステップ5:アイデアをブラッシュアップする
いう、ステップで考えるとあります。
読んだことがない人は、読んでみてください。
確かに、論理的にはこの方法でしょう。 しかしこの作業をしてアイデアが出るかどうか、それは人によるかもしれません。
筆者はこの論理的ステップを、瞬時に頭の中で結び付け、いわゆる「閃き」でアイデアを構築します。
ほとんどの場合、オリエンされたときに主要なアイデアは閃きますが。。。
アイデアは様々な組み合わせです。それはヤング氏の言うように

1-アイデアの引き出しをたくさん作ること


これは様々な経験、体験、知識など、直接仕事に関係しないことでも、面白いと思ったことを、頭の引き出しに入れておくことです。 メモでもいいです。

2-何をすべきでどう伝える、展開するのか


プロモーションであれば、その商品の魅力を誰にどのように伝えれば、最も関心を持ってくれるか。それを感じながら、ひきだしを組み合わせてアイデアを創ります。
事業開発、商品開発なら、これまでにないどんな特徴を開発できればと、特化した展開をアイデアで創ります。
どちらも訓練ですが、まずは引き出しがないと、アイデアは出ません。
今日はここまで、また明日続きを書きます。

2013年12月24日火曜日

“プランニングについて、考えてみる① 一番大事なもの”

Stage-1マーケティング動向からの視点

Vol.39-アイデアが一番大事ですが?

マーケティングでも、プロモーションでも、あるいは広告や動画制作でも、最も大事なのはアイデアと言われています
しかし、そのアイデアを勘違いしていることが多いと思いませんか?

①アイデアが一番大事ですが? 

様々な企画・立案をするとき、どんなアイデアを出すか、よくオリエン~ブレストでアイデアを求められます。
確かに様々な企画で重要なのは、独自のアイデアを出せることです。
しかしクリエーターなどに多いのは、勝手な解釈で、面白い・独自だという表現やアイデアを持ち込んでくることです。
何が間違っているのか、それは商品の個性・特長・価値を洗い出さずに、勝手な解釈で商品を決めつけ、自分勝手なアイデアを持ち込むことです。
確かにアイデアは、企画において最も大事です。でもどう企画するか、アイデアを出すかは、商品と市場戦略の与件を熟知してから出すべきです。企画者やクリエーターの感触だけで出したアイデアは、あロモーションとして、広告として面白くても(面白くない場合もありますが)結果に商品認知も、集客も、売上拡大も、会員増加もしない、そんな結果を何度も見てきました。
このアイデアを閃く前に、商品と市場展開の与件を熟知する、これは何を意味しているのでしょう。

②商品や事業を愛する。

ブリーフィングを始めてされたとき、よく言われるのは商品が悪いから売れない、そんな意見です。
確かに需要が高い完璧な商品はあまりありません。
どこかの二番煎じだったり、似たような商品があったり、商品価値は同じなのに価格が高かったりなど。
でも企画をするものが、最初に商品が悪いと言ったら、何も始まりません。
どんなに個性が低い商品でも、その商品の良さ・価値・魅力をまず洗い出すことが必要です。
商品開発・生産部門側は、売れると確信した理由があるはずです。
消費者感覚では売れにくい、売れる限界の商品はあります。それでも、その商品の魅力を洗い出して必要があります
それは商品を愛することです。
この商品は、ある特定の消費者、あるいはその魅力を最大限伝えることで、売れるチャンスは生まれます。
そのチャンス=アイデアを導き出すには、閃くには、消費何を愛して、その魅力をパワーアップさせることです。
その商品が何たるかわからず、どうせこんなもの、プロモーションも適度に販促すればなど、そんな考えで仕事してている人は、今すぐやめた方がいいと思います。
商品を愛することで、その魅力拡大から商品開発へ結び付け、改善するチャンスも生まれます。
今の流通を見直すことで、新たな市場を改築することもできるかもしれません。
そのチャンス=アイデアを生み出す為に、まずは商品を愛する=魅力を価値を見出す、そこから始めませんか?

皆さんはどう思いますか?

2013年12月23日月曜日

“ビッグデータをどう捉えるか④ ペイズ統計“

Stage-1マーケティング動向からの視点

Vol.38-ビッグデータ向けの新しい解析予測法?



ビッグデータマーケティングにおいては、これまでの統計学では推測できない、個々人嗜好性、購入特性を割り出す事ができません。
しかし250年前に生まれたペイズ統計、ビッグデータマーケティングの新たな解析法です


ビジネスインテリジェンス・アナリクス


2つとも経営意思決定に関する戦略システムです。

ビジネスインテリジェンスは、業務システムなどから蓄積される企業内の膨大なデータを、蓄積・分析・加工して、企業の意思決定に活用しようとする手法
ビジネスアナリティクスは将来のシミュレーションであったり、市場のビックデータの分析であったりと、より進んだ企業データ活用するもの

要するに、企業内~事業内にある各種データを基に、過去の実績を背景に、「今すぐの意思決定」と「今後例えば5-10年の経営推進をシミュレーション」するための、戦略システム。
大手情報データ会社・データベース会社が、クラウドなどで競ってシステムを販売しているものです。
その売り上げ規模は、2012年1500億円から2015年には2000億円と言われています
ビッグデータはその主軸となるデータ解析で、過去の事例と現在の市場関係から割り出していくものと考えられます。


②落とし穴はないの?



この経営戦略システムの主軸であるピッグデータ。実は落とし穴があります。

○過去データ・現在データだけで判断している。
  社内外の数字データと、SNSでのつぶやきデータ、さらに社内にある問い合わせ・苦情データなど、そのデータが生まれた理由、そのデータ内に隠されたニーズを探し出せるかが疑問
○今後をシュミレーション


 基本的に、過去実績のシミュレーション。
 今後どうやって新商品が生まれ、どうやってマーケティングし、どうやって市場形成を図るか、何の根拠もない。過去のやり方と同じやり方でやった場合のシミュレーション。
どちらの戦略システムも、数字データのものであり、人が介したマーケティング、その中にある知恵が生まれるかどうか予測されていない。
さらに既存データは集積できても、マーケティングで発想する、「創りだすデータ」に気付けるか、はなはだ疑問である。

次回この創りだすデータと既存データについて書きたいと思います

皆さんはどう思いますか