2013年12月23日月曜日

“ビッグデータをどう捉えるか④ ペイズ統計“

Stage-1マーケティング動向からの視点

Vol.38-ビッグデータ向けの新しい解析予測法?



ビッグデータマーケティングにおいては、これまでの統計学では推測できない、個々人嗜好性、購入特性を割り出す事ができません。
しかし250年前に生まれたペイズ統計、ビッグデータマーケティングの新たな解析法です


ビジネスインテリジェンス・アナリクス


2つとも経営意思決定に関する戦略システムです。

ビジネスインテリジェンスは、業務システムなどから蓄積される企業内の膨大なデータを、蓄積・分析・加工して、企業の意思決定に活用しようとする手法
ビジネスアナリティクスは将来のシミュレーションであったり、市場のビックデータの分析であったりと、より進んだ企業データ活用するもの

要するに、企業内~事業内にある各種データを基に、過去の実績を背景に、「今すぐの意思決定」と「今後例えば5-10年の経営推進をシミュレーション」するための、戦略システム。
大手情報データ会社・データベース会社が、クラウドなどで競ってシステムを販売しているものです。
その売り上げ規模は、2012年1500億円から2015年には2000億円と言われています
ビッグデータはその主軸となるデータ解析で、過去の事例と現在の市場関係から割り出していくものと考えられます。


②落とし穴はないの?



この経営戦略システムの主軸であるピッグデータ。実は落とし穴があります。

○過去データ・現在データだけで判断している。
  社内外の数字データと、SNSでのつぶやきデータ、さらに社内にある問い合わせ・苦情データなど、そのデータが生まれた理由、そのデータ内に隠されたニーズを探し出せるかが疑問
○今後をシュミレーション


 基本的に、過去実績のシミュレーション。
 今後どうやって新商品が生まれ、どうやってマーケティングし、どうやって市場形成を図るか、何の根拠もない。過去のやり方と同じやり方でやった場合のシミュレーション。
どちらの戦略システムも、数字データのものであり、人が介したマーケティング、その中にある知恵が生まれるかどうか予測されていない。
さらに既存データは集積できても、マーケティングで発想する、「創りだすデータ」に気付けるか、はなはだ疑問である。

次回この創りだすデータと既存データについて書きたいと思います

皆さんはどう思いますか

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