2013年12月18日水曜日

“020マーケティングを考えてみる①”

Stage-1マーケティング動向からの視点

Vol.33-利用頻度の多い店しか有効ではない?

020マーケティング、戦略等より販促戦術に近いこの展開は、巷の企業でどう取り組むか、随所で検討されています。
とかと有効な戦術なのか考えてみました。

①基本の仕組みから読み取れるものは・・・

020はスマホにアプリをダウンロードさせ
●そのアプリに新商品・値引クーポン・セール情報、キャンペーン情報を送信~受信させ
●その情報・クーポンをもらった人が店頭へ
●店頭でアプリ送られたクーポンを利用
これ基本なの仕組みだが、ここに大きな問題があると思います。
1-まずはそもそもアプリをダウンロードすることに壁がある、よほど日常的に使う店などはいいが、たまにしか買わない店舗、メーカーのアプリをわざわざダウンロードするハードルは高い
-送られる情報の頻度にハードルが。全ての情報が必要ではないため、頻繁に送るとうっとおしい、そう感じてしまう。
-利用できるクーポン、たいして安くない場合、クーポーン自体に魅力を感じなくなります
などなど結構利用者側からは、積極的利用というところまで感じ取れないと思いの巣
何かが必要、そう感じます

②メーカーなどは使いきれるのか?

上記の状況から考えると、コンビニ・ファミレス・FFスーパーなど週に1度以上行く店では有効な戦術であると考えられます。
またカラオケ、カフェ、総合型のECなども有効でしょう。
しかしいわゆる直接販売していないメーカーは、020は有効なのでしょうか?
流行りの戦術だから、スマホ利用者には有効だから、そう考える人は多いでしょう。
しかしキャンペーンなど年に1-2回の展開などで、この機能は有効なのでしょうか。
また店舗との連動を図ったりするのは大変です、違った形では自社ECに取り込んだりなど、もくろみは理解できますが、本来クーポンを発行することと、キャンペーンの情報を多くに提供すること、キャンペーンに連動させることなどを考えたとき、常に情報提供を目的としたこの020はそぐわない気がします。
消費者からいえば、たまにしか買わない、特に強いニーズももっていない商品と、この020を連動させても、実際の利用者は少ないのではないでしょうか。
また統合型で、様々な企業のクーポン情報を提供するところもありますが、何度も何度も情報が来ることがうっとしくて、利用が減るのも事実です。
流行りだからやるのではなく、もっとこの仕組み・特長を考え、こちらが望んでいることと照らし合わせて考えるべきではないのでしょうか?

皆さんはどう思いますか?

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