Stage-1マーケティング動向からの視点
Vol.40-アイデアをどうやって生み出す? でもそれアイデア?
マーケティングでも、プロモーションでも、企画立案するとき、まず最初にアイデアを生み出します。
多くの企画塾や企画指南がKJ法やら、論理的組み立てやら、様々な手法が取りざたされていますが、今回はアイデアとは何?を考えてみます。
①アイデアとは?
よくプロモーションでも、マーケティングでの事業開発などでブレストをしますが、その多くがまとめようという意識が強すぎて、以下のように間違った方向に行きます。
○マーケッター・プランナー・スタッフが過去の経験で創り上げた類似例に当てはめようとする。
○楽だからパターン化したストーリーと手法でかたずける
○MBAでならった、手法や、有名な戦略に当てはめる。
これは全て「あてはめる」というやり方で、アイデアを整理しようとする行為です。
でもどんな商品、事業開発、プロモーションでも、過去に展開されたパターンに当てはめることは、もっともしてはいけないことです。
これらは誰でも思いつくこと。誰でも思いつくことは、アイデアではありません。
アイデアは他人が、他社が思いつかないことを思いつくことです。
②どうやってアイデアを思いつく?
有名な著書にアイデアのつくり方(ジェームス
W.ヤング)があります。
これは
前提:アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ
ステップ1:関連資料を集める
ステップ2:頭の中で組み合わせを考える
ステップ3:一回頭の中から忘れる
ステップ4:アイデアをつかまえる準備をしておく
ステップ5:アイデアをブラッシュアップする
という、ステップで考えるとあります。
読んだことがない人は、読んでみてください。
確かに、論理的にはこの方法でしょう。 しかしこの作業をしてアイデアが出るかどうか、それは人によるかもしれません。
筆者はこの論理的ステップを、瞬時に頭の中で結び付け、いわゆる「閃き」でアイデアを構築します。
※ほとんどの場合、オリエンされたときに主要なアイデアは閃きますが。。。
アイデアは様々な組み合わせです。それはヤング氏の言うように
1-アイデアの引き出しをたくさん作ること
これは様々な経験、体験、知識など、直接仕事に関係しないことでも、面白いと思ったことを、頭の引き出しに入れておくことです。 ※メモでもいいです。
2-何をすべきでどう伝える、展開するのか
プロモーションであれば、その商品の魅力を誰にどのように伝えれば、最も関心を持ってくれるか。それを感じながら、ひきだしを組み合わせてアイデアを創ります。
事業開発、商品開発なら、これまでにないどんな特徴を開発できればと、特化した展開をアイデアで創ります。
どちらも訓練ですが、まずは引き出しがないと、アイデアは出ません。
今日はここまで、また明日続きを書きます。
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