2013年12月21日土曜日

“ビッグデータをどう捉えるか④ 目に見えないデータ?“

Stage-1マーケティング動向からの視点

Vol.36-現状動向すら把握できないのでは?

ビッグデータマーケティングの根幹は、大量のデータ処理。そう思われていますが、実は「どんなデータ」
いう解析するデータをどう選ぶかが大きな問題になりそうです。
ビッグデータ、以前書いた経営戦略、社会システム周りを除き、今回はプロモーション周りの市場開発・活性化に関するモノを検証します。

①既存データで見落とす?

ビッグデータでは、一般的企業向けの基本で云えば
○生産~物流~販売コストや事業稼働に関するデータ
 ⇒これは経営効率を図るものです
○社内にあるお客様動向データ。
⇒これWEB周りデータ(WEBのアクセス・書き込み、問い合わせ)もうひとつは購入に関するデータ(顧客管理を含む) それぞれリアル~WEBに関するデータです
○ネット上にある商品周りのつぶやき・感想・意見に関するデータ
SNSを中心に、対象商品・競合商品、そしてそのカテゴリー商品に関するデータ。
 このデータを最も得意としてアピールする企業が多い。専用のシステムもある
特にピッグデータマーケティングでは、データ解析のシステムを利用することが多いので、上記の2番目と3番目を中心に、市場展開のヒントを解析し、提案する
そんなことが中心だが、実はここに落とし穴があります


②商品の持つ現状の環境を見落としてないか。

実は上記では、商品そのものが売れにくい、その他の問題が潜んでいるのです。
例えばリアルで大型流通などスーパー系で売られてたとしよう。
すると商品が売れない理由して、実は販売スペース・販売エリアの2つのシェアの問題があるのをご存知でしょうか?
簡単にいえば、対象商品が市場でどれくらい売り場を持っているかということということ
○全流通ごとに、どれだけ陳列フェイスを持っているか?
⇒各店舗に、商品フェイス数、陳列棚の位置、対象カテゴリー全商品のフェイス数、そのフェイス数が競合と比べ、どれだけの陳列シェアを持っているか。
⇒上記の流通ごとの合計
⇒上記店舗の分布と、民力×人口別のカバー率
まあ流通戦略では当たり前だが、これは対象企業自体でも実は把握してないケースが多い。
つまりビッグデータでは見落とす事か多く、いや、気づかないデータである。
これは流通の陳列シェアから課題を呼び起こし、流通ごと・エリア毎の戦略を考える。この想定がないとデータ長麻しないもの。
つまり戦略設定で、データを創りですものです。
単に商品が売れない、生活者はこう言っていると云っても、それだけでは解決しない。
流通環境が売れない原因、そこに気付かないと無理だろうと思います。
つまり既存にあるものだけを追いかけるピッグデータ。
しかしマーケティングでは、その戦略に応じて「創りだすデータ」を活用して、その戦略を導き出します。

皆さんはどう思いますか

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