2013年12月17日火曜日

“マーケティングとプロモーションの関係”

Stage-1マーケティング動向からの視点

Vol.32-意外と整理されていない、マーケティングとプロモーション?


プロモーションやマーケティングの立案に携わるプランナーやスタッフの中で、実は2つの関係をはっきり理解していない人が意外と多いと感じています。
その関係をまず整理してみましょう。

①マーケティングとプロモーションの関係図とは?


マーケティングとプロモーションは、その計画立案範囲が大きく異なります。
関係図を見ると・・・


実はマーケティング=市場活動の中に、プロモーションが含まれています。
マーケティングは、その商品・事業をどう展開するか、商品開発・製造・物流・流通・売り方全てをつかさどり、そしてどの様に活性化させて販売するかというプロモーションも含まれています。
いわゆるマーケティングリサーチは、この事業全体からターゲットの需要、あるいは各種プロモーション施策の郵政まで、は幅広い範囲を調査することも含まれています。
よくマーケティングが販促部署の担当など言っている会社がありますが、事業そのもののあり方も考えるマーケティングでは、単なる一部に過ぎません。
は、マーケティングは商品を作って売る仕組みまで全てを考え実行すること。
プロモーションは、決められた商品・売り方の中で、売りあげを上げるための施策を展開すること。


②プロモーションと広告とネットとPRと販促


 さらにプロモーションの中に含まれる広告・ネット展開・PR・販促キャンペーン。
しかし実際の現場ではこの概念を理解せず、広告主導だったり、ネット展開主導だったり、プロモーションをごちゃ混ぜに考えたり、あるいは全部を切り分けて、それぞれ連動せずに考えたり・・・
実際の現場では、この関係が不明瞭な人が多いのも事実です。
特に予算の多い広告が単独で立案され、それをプロモーション部隊が押し付けられる、そんな構図をよく見かけますし、筆者もそういう経験が多かったものです。
本来はプロモーション全体で何を訴求するのか、商品のどんな価値を伝えるのか、基本与件を創った上で、その方向性の元、広告・ネット展開・PR・販促が立案され、連動されるべきです。
売れたら広告・ネット展開のおかげ」・「売れなかったら販促・プロモーションのせい」
昔からこう言われました。
これは上記のようにプロモーションの概念と、全体を一貫させる提案内容・方向性の統一がないまま、広告は勝手に行われ、販促が補足する、そんな構図の表れでしょう。
今回わざわざ書いたのは、計画立案において、この関係を明確に持ち、統一見解として、最初に商品魅力・価値、伝えるべき内容や方向性を整理することの重要性を今一度考えたかった、知ってほしかったからです。
皆さんはどう作業を進めていますか?

本当にこの概念を知っていますか?

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