2013年11月14日木曜日

“いまさらブランドマーケティング?“

Stage-1マーケティング動向からの視点


Vol.1i-“デザイン・イメージ中心のブランディングは間違ってないか? 

様々な企業や商品、あるいはサービスやチェーン店など、猫も杓子もブランディングを行いたいと模索し、展開し、また失敗していくケースが見られる。
良く行われているのが、デザインを中心としたブランディング、ブランドマーケティング。
少し儲かり始めた企業などが、広告代理店やCIを行うデザイン会社に依頼し、デザイン・キャッチコピー・イメージを中心としたブランディングを行うケースがある。
しかし上記で行われているのは、アイキャッチとしてのロゴデザインやキャッチコピーの刷新。
イメージでブランディングをし、宣伝・広告展開でブランディングを勝ち取ろうとし、躓くケースがある
沢山のお金を投下し。ロゴデザインは新しくなったが、誰も実態を知らない。そんなケースが多いのではないだろうか。

本来ブランディングは、顧客の視点から発想し、ブランドに対する共感や信頼など顧客にとっての価値を高めていく戦略。
さらにニーズを満たすものではなく、ニーズを包括した欲求や欲望を満たし、そこにしかない優位な商品・企業へ信頼を勝ち取ることと考えられる。

つまり商品が売れていても、ニーズを満たしただけで、欲求や欲望を満たすまでに至ってないことが一つの原因。
そしてブランドの実態となる商品・サービス・企業が、独立した明確な違いを持ち、生活者がどんな企業・どんな商品と一言で言える実態が必要である。
イメージや形容詞で説明するのではなく、具体的に納得させる実態である。

その為には、商品やサービス、またその企業への信頼を勝ち取るために、他社とは違うことを波及できる、抜きん出た商品力やサービス力、企業への信頼を勝ち取ることが重要。
独創的商品を展開したり、サービスの充実度が高かったり、はたまた商品が他社とは違うオリジナリティで、顧客満足を得られていることが、ブランディングの基礎である。
この基礎があってこそ、上記のデザイン・CI・キャッチコピー、イメージ戦略が有益に左右する。
どんな会社かわからない、商品も信頼までには至ってない、そんな状況で展開しても、相当量の広告出稿をして、名前を聞いたことがある程度の効果しかない。
まずは信頼・欲望を満たす事業展開、商品展開をしているのか見直す事が、ブランディングの鍵である。
さらに企業としてのビジョンの波及も必要になる
まず広告宣伝ではなく、商品・事業展開で信頼・支持を獲得する展開が重要である。

皆さんはどう思いますか?

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