2013年11月25日月曜日

“マーケティングの基本 3C分析“

Stage-1マーケティング動向からの視点

Vol.1r-3C分析をおろそかに、概要で済ませてませんか? 

今回もマーケティングの基本、3C分析を考えてみます。

①3C分析とは?


3Cとは、Customer(市場・顧客)Competitor(競合)Company(自社)3つの言葉の頭文字であり、自社や事業部等がどのような経営環境に置かれているのか現状を状況を分析。経営課題発見、マーケティング戦略の発想などに活用するフレームワークです。

�○Customer(市場・顧客)分析
顕在・潜在顧客の購買意思や能力を把握
することです。
�○Competitor(競合)
潜在・顕在している競争状況や競争他社について把握することです。
Company(自社)
自社の経営資源や企業活動についての現状を把握することです。
ただこの分析
市場の規模・成長性、各セグメントのニーズ、購買過程等の分析。
競合相手の数(寡占度合い)製品・サービスの特性、競合他社の強み弱み(生産・販売・財務・技術開発などに関する能力等の分析。
□自社の商品特性、技術力、販売力、組織・人材といった社内資源と、売上、シェア、利益率、認知率等の市場での地位などを分析。
いった俯瞰したものが多く、または数字的な事実だけを追いすぎる傾向が見えます。
しかし実際にこの3Cでは、デジタル時代の浸透状況による情報環境の分析や、顧客の具体的ニーズ化行動、情報発信状況、さらには店頭での棚の構成や、棚のシェア率・・・・
などもっと販売の現場に即した事実、さらには生活者のも求めるニーズやウォンツの発見までには至りません。

②3C分析は市場環境の基本の把握、更なる分析を加えないと・・・


上記のように3Cは、企業などの市場環境を俯瞰した状態で見ることができます。
経営戦略上ではここから発想するのも方法でしょう。
しかしマーケティング戦略では、市場現場に即した環境をより深く分析しないと、新たな戦略立案の発想は生まれにくいものです。
デジタル時代の情報の流れや情報発信の状況もそうでしょう。
生活者がその商品や同一カテゴリーで何を感じているのかもそうでしょう。
競合会社が居るとしても、店頭での展開の相違、棚の占有率、販促の内容と開催サイクルもそうでしょう
商品そのものの欠点や強み、改善の余地や、新商品の開発余地もそうでしょう。
C分析は、マーケティング戦略を立案する基礎としては有効です。
ただこの分析だけで、アイデアを出したり、戦略を構築するのは、少し無謀なような気がします。
基礎としての理解と実践はするものの、これだけに頼らない柔軟な対応や立案が重要です。

皆さんはどう思いますか?

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