2013年11月26日火曜日

“セグメンテーションとグルーピング“

Stage-1マーケティング動向からの視点

Vol.1s-F1F2+F3・・・ 安易にターゲット分けてませんか? 

今回もターゲットの設定、ターゲットセグメンテーションを考えてみます

①ターゲットセグメンテーションとは?


セグメンテーションは、市場細分化と解され、市場を何らかの基準で切り分けた、市場グループのことです。つまりある基準で分けられた市場は、何らかの共通特性あるいは、類似特性をもった複数のグループ(セグメント)から形成されることになります。
そして、企業によって狙われた(企業が商品を訴求することを決めた)グループが、ターゲット・セグメントといいます。
基準は分かっていても、よくでもグラフィックス分類で、「F1F2に少しF3」など年齢層や職業で勝手に分け、これを基準にターゲティングしてしまうことがありませんか。
さらにこのジャンルの商品が好きな人や嗜好性がある人など、「それは誰?」というアバウトなターゲティングでとどまつているのをよく目の当たりにします。

②ターゲットセグメンテーションとグルーピング


実はターゲットセグメンテーションには、さらにグルーピング行為が重要です。
F1F3などの基礎的なターゲット設定や、職業・生活行動などの客観的セグメントが加わります。
さらに必要なのが、商品との因果関係・嗜好性・購入欲求を掻き立てられる要素を加えた、グルーピングです。
今や生活者は。年代だけで区切れるものでもありません。
例えばユニクロの服は、10代から60代まで着こなし、スマホのゲームアブりは、幼児・児童~40-50まで使います。
年齢の幅が広がった商品が多く、ここで重要なのは、その商品やサービスを何故利用するか、その要素を探し出したグルーピングです。
この嗜好がある、こういう生活行動がある、こういう暮らし方をしている。こんなものを買っている、こんな不満がある・・・・
こういう要素でグルーピングしてこそ、ターゲットセグメンテーションが可能です。
ではこの要素とは何でしょう?

③実はターゲットセグメンテーションは、商品魅力に惹きつけられること


この要素は、実は商品やサービスを好きになり。購入・利用するという要素=商品購入価値です。
その商品のどんな要素=商品魅力・価値が、生活者に関心・興味・納得・購入させるのか?
この魅力にひきつけられる人がターゲットとなります。
だからターゲットセグメンテーションを設定するには、徹底した商品魅力の解析が必要です。
この魅力に惹きつけられる要素でグルーピングしてこそ、マーケティングはうまくいきます。
ターゲティングの場合には、商品魅力の解析、洗い出だしが重要です。
しかし特に特徴が薄く、競合商品の二番煎じの場合は、とよく聞かれます。
その場合は、比較購入という購入ステージでの行動を解析し、それがグルーピング要素となります。
例えば競合商品より単価が安い、量が多い、種類が多い・・・・
競合と比較させてその場で、その比較要素で購入を決める生活者がメインターゲットのひとつです。
安易にF1F3だとターけっと設定せず、まずこの商品の魅力を洗い出す事から始めましょう。
当たり前のようで、実は商品を簡易にしか魅力だししていないことが多いです。

皆さんはどう思いますか?

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