2013年11月27日水曜日

“ビッグデータをどう捉えるか②?“

Stage-1マーケティング動向からの視点

Vol.22-“とある協業によるピッグデータの仕組みを見てみた? 

ビッグデータは、大手~中小のシステム会社や広告代理店まで、マーケティング・プロモーションの新ビジネスとして注目が集まっています。
メーカーや様々な企業にアプローチし、この仕事を受託するのは、その受注金額が大きいものと予測され、システム会社や広告代理店は、専門部署を立ち上げ、躍起になっていると予測されます。
でも実例はどうでしょう。ある協業のプロジェクトをのぞいてみることにします。

①大手システム会社と大手広告代理店の協業


まずは簡単な仕組みを見てみることにします。


ここでわかるのは、ネット上のサイトで自社・競合への来訪動向・利用動向・購入動向を、大量のデータから分析していることです。
そのデータ量は数百テラ(テラは1兆)バイトから数ペタ(ペタは1000兆)バイトに達する巨大データ、だということですが、大きすぎて筆者は実感がわきません。
このデータは、通常時~キャンペーン時でどのように反応するかを読み取ります。
これにより、
○基本サイトの効果と課題
○キャンペーン毎の反応
○自社と競合の違い
これらを大量データで裏付けして、効果的キャンペーンや自社サイト利用の効果を上げるものです。
選択すべきキャンペーン種、投下予算を裏付けるのです
関係者は「すべてがリアルなデータ。こんな調査手法はこれまで存在しなかった

②本当にこれは効果的か?


正直にいえば疑問が残ります
○自社サイトと競合サイトを分析し、より集客性・タッチポイント・関心を満たせるサイトを構築する。
確かにこの分析は必要です。
ただシェア率からみれば、どちらの来訪が多いかは予測されますし、自社サイト関連のデータを、練る程度分析すれば、良いところ、悪いところは予測できます。
大量データで分析すれば、確かに明確になりますが、予測してものを細かくて分析したものにならないでしょうか?
○過去のキャンペーンデータから、より効果のあるキャンペーンを選択し、効果のある投下予算を差うていする。
本当にそうでしょう?  キャンペーンは流行性や新規性に効果が上がります。過去の手法で最も効果があっても、その内容に準じれば、新規性も流行性も失われます。
次にやっても、二番煎じにならないのでしょうか?
確かに手法として、例えば3つのタッチポイントからのデジキャンが効果あるとしましょう。しかし仕組みとしてあるかもしれませんが、この仕組みを選定するのに、大量データの分析が必要でしょうか?
この2つの事だけを考えても、まだビッグデータをプロモーション活用するのに、疑問が残れます。
上記は、ある程度予測でき、その詳細を出す為に大きな予算で解析することに疑問が残ります。
また過去の効果を分析しプロモーション手法のいいものを選択しても、次にやるときは新規性・流行性が欠落します。
れで同じ効果が出るのでしょうか?
皆さんはどう思いますか?

次回また考えてみます。

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