2013年11月9日土曜日

アンバサダーマーケティングとは

Stage-1マーケティング動向からの視点

Vol.1d-“口コミ⇒バイラル⇒アンバサダー? 

今回はこの1カ月のマーケティングニュースに登場したテーマを取り上げます。
順位は明日以降発表しますが、その中に登場したキーワードの一つを今日は取り上げます
数年以上前から広告業界で、事ある毎にどこかの会社が提案している口コミマーケティング・
デジタルソリューションの会社がよくこの手法を提示し、その仕組みはまるでねずみ講のように口コミが広がる仕組みと自負していた。
なんかあやしげなその仕組み、少し時間がたつとバイラルマーケティングという名称に変わり、再びあたかも口コミが実現するかのような仕組みを提示される。
また今回も怪しげと思い、しばらくおっておいた。
すると今度はアンバサダーマーケティング。
アンバサダーとは、会社ないし、会社の商品を熱烈に応援する顧客で、その会社(商品)を強く周囲に薦めてくれる人
昔でいえばカリスマブロガーという存在か。
このアンバサダーを中心に、そのファンが口コミを広げるというもの。
もともとこのアンバサダーマーケティングは、アメリカからもたらせたものだが、日本マーケットと違い、いろんな商品を評価する人が多い米国ならでは。
日本でその展開をしようものなら、スティルスかどうせ宣伝という評価をしてしまう。

マーケティングにおいて口コミを広げることは重要な要素。

しかし現状のマーケティングの会社(ソリューションの会社)では、この口コミをネット上の仕組み、つまりソリューションで提案しようとする。
だからカリスマブロガー⇒アンバサダーという発想や仕組みが多い。
しかし本来の口コミは
その商品の魅力=人に伝えたいことが存在し、それを消費者が身の回りの人、ネット上で勝手に広げていくもの。
つまり大事なのはその仕組みではなく
“人に伝えたい魅力ある商品”が最も重要なこと
それはま濠の人々の話題になめものであることが、口コミの基本であると考えます。
無理やり情報伝播させる仕組みで伝えても、それが話題になる内容でなければ、単なる宣伝としか生活者は感じないでしょう。
この口コミマーケティングは、今後も登場するだろうが、仕組みで売りこんでもまがい物に見えてしまう。

皆さんはどう思いますか?

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