2013年11月24日日曜日

“デジタルデバイトとターゲットセグメンテーション“

Stage-1マーケティング動向からの視点

Vol.1q-“デジタルをどこまで使いこなすターゲットなのか? 

ここ10年、デジタル系の方々が当たり前のように使い、マーケティング関係者は何となく意味は理解しつつも、実際のマーケティング戦略の立案時に、どの様にみのデジタルデバイトを使いこなすのか、今一つ不明ではなかったでしょうか。

①デジタルデバイトとは

デジタルデバイトの意味は、
○パソコンやインターネットなどの情報技術(IT)を使いこなせる者と使いこなせない者の間に生じる、待遇や貧富、機会の格差。個人間の格差の他に、国家間、地域間の格差を指す場合もあります
簡単にいえばパソコンやスマホを使いこなせるかどうか、その格差を示します。
しかしこの言葉が生まれた当初は、一応使えるから、詳しく使えるまで、とにかくパソコンやネットが使えれば、デジタルを使いこなせる層と分類されていました。
しかし時代はスマホをうみ、様々なアプリが登場すると、どこまでそのデジタルソリューションを使いこなせるか、その境界線がマーケティングでは重要な要素の一つとなります。

②ターゲットセグメンテーションとマーケティング立案

具体的なマーケティング活動でいうと、自社商品のターゲットがどこにいるのか、新しい売り方・情報提供方法、キャンペーンーの参加、セールの利用など、様々な局面で、デジタル技術の適用範囲を決めなければなりません。
ターゲットは若者だけとみ限りませんし、10代~40代・50代まで及ぶターゲットだと、このデジタルを使いこなすスキルで、ターゲットにリーチできない可能性も出てきます。
一方ターゲットを全部つかむために、そのスキルのレベルを下げると、せっかくのマーケティングが崩れてしまい、本末転倒の可能性もあります。
とくに020などネットとリアルを融合させた展開の場合、タッチポイントを増やしすぎて、リーチまで経路が多すぎて脱落する場合。決済の方法が複雑で、購入に至らなかったり・・・
現在のマーケティングで、ネットであれリアルである、デジタル技術はその事業・販売・サービスを支える基幹技術となっています。
しかし実際に使うのは消費者である、使いがってというものを考えねばなりません。
ユビキタスまでいかなくても、その商品・事業のターゲットをより多く、情報サイトへ集客し、関心・興味を持たせ、実際に購入・利用させねば意味はありません。
デジタルデバイトは、デジタルスキルの格差を示すものですが、その裏側には、常に生活者・消費者が居ることを意識したマーケティングプランが必要です。
便利だから新技術にすぐ飛びつくのではなく、消費者をイメージした展開を図るべきではないでしょうか。
皆さんはどう思います?

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