2013年11月8日金曜日

020マーケティングとは? 

Stage-1マーケティング動向からの視点

Vol.1c-020マーケティングとは? 

020マーケティング。広告代理店・コンサル会社、はたまたシステム構築会社までが推奨する020マーケティング。
020マーケティングの定義は・・・
「020」はOnline to Offlineの略称で、B2C、B2Bという言葉があったが、2010年後半頃から広まり始め、マーケティング用語としてこれらに近い位置づけだ。「020」とはオンラインにある情報や活動が、オフラインである実店舗への購買・来店に影響を及ぼす手法や施策
つまりは以下の手順で、NET・カプリから販売情報を提供し、クーポン発行し、店頭来店を促す手法が主な仕組み
1.Attention(客ネット上で情報を認知) …SNSその他webで、店舗・商品提案を実施し、アプリをダウンロードさせる

Reach  (客を実店舗へ送客)    アプリにセール・新商品・サービスの情報配信。店頭への来店を促す

Action  (客は購買行動などサービス利用店頭ではアプリに配布されたクーポンを利用

Share SNSで情報共有と拡散)会員となり、SNSでその商品・店舗情報を共有。また会員同士の口コミなども紹介

Loyal (会員化などで再利用会員・利用度などでさらなるサービスを提供
要はデジタルクーポンの発行を軸に、情報やサービスの継続配信を行うもの。
これを聞いたとき何が新しいのか?そんな疑問が起きた

デジタルでクーポンを発行するのは、ツタヤ・飲食などで単発発行ですでに行われている。
違いはアプリをダウンロードさせ、継続的にアテンション情報を配信することだろう。
ただ問題はそのアプリをダウンロードする、させることではしないだろうか
毎週その情報が届くのはうつとおしい、使い時だけでいいなど、アプリのダウンロード価値に疑問が残る。
ぐるナビなど、必要な時にクーポンだけ取得できればいい、そんな意見が多そうだ。
020」はOnline to Offline新しい言葉で魅力ある施策と思われがちだが、よく聞けば継続利用価値を創り出さないと、誰もアプリを取得しない。取得しなければ販促にならない。
新規の携帯契約時に、安くなるからと余計なアプリがバンドルされる。
でも携帯買ったら、すぐに全部解約する。そんなものに近い感覚がある。
スーパー・コンビニなどの毎週使う店舗はいいが、洋服・家具・飲食店・雑貨店など、たまにしか行かない業態では、アプリ取得者は限られるだろう
システムはデジタルクーポンの改善策だが、利用価値がまだ見いだせない
やはり戦略というより、販促施策の一つ。
特に新規を取り込むにはかなりのハードルがあるだろう。継続的に使いたい?そんな欲求を生み出すのは、今回だけ使うという単発クーポンより、ハードルが高すぎる。
継続的成功事例は、本当にあるのだろうか。
新しモノ好き、販促策がなくて困った業態が取り入れ、一時的に市場を賑わすだろうが、継続性は疑わしいと思う

皆さんは020の使い方、思いつきますか?

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