2013年11月16日土曜日

“コーズマーケティングって?“

Stage-1マーケティング動向からの視点


Vol.1k-“社会貢献と企業活動を融合したCSR 

コーズマーケティングは企業の社会貢献。
○企業の営利活動と社会貢献を直接的に結びつけ、社会価値の向上と企業収益を両立させるマーケティング手法して、話題が少ない時期に登用されたり、自然災害の時や、動物保護などの目的に展開されている。
社会貢献は、本来は企業文化型社会貢献として、木を植える。森を守る、ゴミ拾いをするなど、これまで様々行われてきた。
しかしどれも地味な活動で、マーケットの話題になりにくく、継続的に展開されることが少なかった。
あるいは縮小傾向だった。
しかしこのコーズマーケティングという言葉が登場してからは、企業の営利活動を直接結びつけることで、社会貢献=募金とかを実現する、新たな手法として注目されている。
例えば「流通などの店舗で、今回のセールは売上の○%を、地元の○○に募金します」
など売上に直結したり、社会貢献のテーマを身近にすることで、徐々に効果を出している。
企業側にとっても、世界の自然を守る、といった大義名分や、日本のどこかに木を植えます、といった身近さを感じないテーマでは、消費者・顧客の実感が薄く、いくら社会貢献でも顧客の反応が薄ければ、長続きはしない。
一見、企業の社会貢献活動の新しい流れとして注目されるが、問題点がないわけではない。
まずは募金は全額その支援に回されるわけではない。
経費や人件費などがかかり、実際に集まった金額の確か3割ぐらいを寄付すれば、募金は成立する
実際の割合は調べてください。
さらにこの仕組みを多用すると、顧客・消費者は飽きてしまうこと。
募金としては継続してしまうが、続け方によっては風化し、関心が薄れていく。
さらに沢山の募金活動を実施してしまうと、消費者・顧客にマンネリ感が生まれる。


しかしコーズマーケティングはその内容を実現しやすくした。

企業の営利活動として展開するなら、期間を決め、メリハリを持って展開することで、効果を出しやすい
例えば年1回、夏だけ2カ月実施するなどが風化しにくく、実際の役割を果たせるだろう。
また例えば大型マンションなどの販売時だけ、地元コミュニティへの貢献をテーマとして、モデルルーム来訪者から募金をつのったり、マンション購入金額の○%を募金するなとで、マンションイメージ、地域に溶け込むイメージを演出できたりする
方法は別として、風化してしまう社会貢献に比べれば、営利目的と連動させることで、具体的に社会貢献を実現するのはいいことだと思う。
皆さんはどう思います?

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