2013年11月21日木曜日

“ビッグデータをどう捉えるか①?“

Stage-1マーケティング動向からの視点

Vol.1o-“ビッグデータとプロモーション活動との関係? 



①ビッグデータの有効領域がある

ビッグデータをどうビジネスに活用するか、その有効領域としてレポート3稿に記述しました。
それ1-経営効率、ROIの為のビッグデータ。
 企業の中の、生産・物流・販売・消費者との情報関係を統合整理し、SCMや経営効率を上げるためのデータ分析と指標。何にいくらかけて効率化するかという指標分析。投資効率の為のモノ
2-社会政策の為のビッグデータ
 国民の生活行動、自動車の走行動向など、人の社会行動を捉え、大規模のその情報を基に、社会政策、防災計画、交通政策などを解析示唆するモノ
この2つの領域は、大量データを整理し、その分析から有効な指標を抽出し、計画や戦略を創り出すのは大いに有効と考えます。しかし問題はマーケティングプロモーション領域ではないでしょうか


②ビッグデータとマーケティングプロモーション

 この領域では大きく3つの部門で、データ解析を行っている。
 1-企業への問い合わせや、企業が運営するWEB(SNS含む)アクセスも動線、閲覧経緯など
 2-企業が運営するECやスーパー・店舗などの販売状況データ
 3-ネット上にあるSNS(Facebook・ツイッター・ブログ)などを中心に、生活者がつぶやいた、語った、対象商品やそのカテゴリー商品に関するデータ
特にECを除いては1と3を中心にビッグデータを解析し、商品開発~販売ソリューション、プロモーションに生かすと言われています。
またそのビッグデータ解析により、新たな戦略を提案し実行できると。
でも果たしてそうでしょうか?
12は客観的データで、商品に対する反応実態は示せますが、それだけでその解決策を全て導き出す事は無理でしょう。なぜなら、その動きが鈍化状態なら、改善策というより革新策を導かないと、市場活性は難しいからです
また一般店舗やスーパーでの販売なら、個人が特定できず、商品購入サイクルなど、販売データ解析で重要なファクターは欠落することも見逃せません
そして3は、勝手な発言をする生活者から、導き出せるのは、商品やサービス、販売方法への不満と一部賞賛です。
ここから導き出せるのは、何らかの改善策ですが、ただそれもそれを発言した情報の量=人数や内容により、特に有効な分析にならないことも多いと、安に予測できます。
例えば食品で云えば、量が少ない、多い、もっと辛くなどは明確ですが、美味しくない、まずい、印象がないなど、どう改善すべきか、具体性に乏しいのです
またそれぞれ何人がそれを発言し、それは南海発言したのかなど、有効データになるのは少なく、参考データレベルではないかと思います。
まずはこの疑問をどう解消しているのか、少し調べたいと思います
皆さんはどう思いますか?

0 件のコメント: