2013年11月23日土曜日

“マーケティングオートメーションは有効なのか?“

Stage-1マーケティング動向からの視点

Vol.1p-ECなどに限られた特定戦略? 

皆さんは、マーケティングオートメーションという言葉を知っているでしょうか。
デジタル系の専門家、大型のECサイト運営者なら、誰もが知っているソリューションソフトです。

①マーケティングオートメーションとは、


マーケティングオートメーションは、マーケティングキャンペーンのスケジュールや顧客セグメンテーション、行動トラッキングに関するCRMの一種
マーケティングオートメーションは、マーケティング活動に関するルーティン作業を削減することができます。このソフトウェアによって二つの作業を自動化することができる:顧客セグメンテーションとキャンペーン管理を効率的に処理でききます。
つまりECサイトなどで、
○どのサイクルでどんなジャンルの商品を買ったか。
どんな商品サイトを見たかなど
を自動で分析整理。その顧客へ、あらかじめ用意した情報提案、メール配信、あるいはプロモション提案などを行っていくものです。

②検索情報サイトや大型ECサイトでは有効だが・・・


大量の商品を販売し、大量の顧客を管理しているECあるいは大量の情報・ニュースを取り扱っている検索サイトやニュースサイトでは、人海戦術で様々なサービスを提供するのは限界があるし、販売チャンスを逃します。
この2つのサイト系では有効なソリューションと考えられます。
しかし問題は2つあります。
○一つはあらかじめ提供する情報、メール配信、キャンペーンの提案など、固定化されたサービスを提供する仕組みであること。お客の動き(購入・情報移動・お問い合わせ)をパターン化理解するため、新たな動きとそれに対応することが難しい。
ただ一定の期間毎に、このお客様の動きの分析検証ができれば、問題はある程度解決できるでしょう。
○もうひとつは、One to Oneのサービスが提供できないこと。
メール一つ、表示する文面一つ、どうしてもあらかじめ用意したものに、顧客の名前だけ変えて提供することになります。
そのためお客様は機械的にメールなどを認識し、接客というヒューマンケアが欠落していきます。
この問題は今後の課題であると考えます
もうひとつ引っかかることがあります。 それはマーケティングオートメーションという名称です。
この大げさな名称は、マーケティング全般でのオートメーション化を意味しやすく、どうしてもなじめません。
ECサイト、検索サイトなど限られたソリューションソフトなので、名称を変えてほしい

皆さんはどう思いますか?

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